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節約の方法、節約生活の背景

2017年7月19日お金心のあり方,節約の方法

私の父はサラリーマンにしては高給取りでしたが、定年退職後の両親の貯蓄は0円!お金よりも、時間や物欲や利便性を優先した生活を送っていた結果であり、私には貯蓄できていないのは当然に見えたのですが、両親は貯金がないことに首を傾げていました。

そんな両親を反面教師として、私は節約の思考を手に入れていきました。節約は思考のトレーニングで誰でも簡単にできるものだと思います。今回は、そのトレーニング方法をご紹介します。

絶対的な金額で考える

節約の方法、節約生活の背景
よく言われている例えですが、330円のトイレットペーパーが300円で売っていれば遠方まで買いに行くのに、50万円の旅行で、気軽に5千円のオプションを付ける。確かに、300円に対する30円は10%、50万円に対する5千円は1%であり、割合で考えると10倍もの差があります。

しかし、トイレットペーパーで30円節約し続けても、5千円節約できるのに何年かかるでしょうか。

安いトイレットペーパーが買えたと言う満足感が好きで遠方まで買いに行くことが苦にならないのであれば、30円の節約はありだと思います。ですが、純粋に節約をしたいと考えているのであれば、遠方まで出かける時間や労力がもったいないですし、旅行のオプションをつけなければ、簡単に節約ができます。

割り算・掛け算で考える

大きな額の場合は、割り算をして月額いくらかな?小さな額は、掛け算をして合計いくらかな?と考えると、比較がしやすくなります。
節約の方法、節約生活の背景2
例えば、5万円のSIMフリー携帯を購入して格安SIMを利用する場合と、大手通信キャリアで割賦割で機体を購入する場合で比較してみましょう。いきなり機種代に5万円を払うとなると、一見大手通信キャリアの割賦割の方が安く見えます。しかし、その機種を2年間利用すれば、5万円を24ヶ月で割り算して月額は2千円ほどです。格安SIMならば月額利用料は2千円ほどですので、携帯代金は月額4千円ほどになります。

大手通信キャリアの携帯代金は月額6千円だったとしましょう。そうすると、格安SIMと大手通信キャリアの月額利用料の差額は2千円になります。2千円くらいなら、大手の方がサポートもあって安心と思うかもしれません。しかし、月額2千円ということは、2千円に24ヶ月を掛け算して4万8千円。初期費用5万円をもったいないと思って、大手通信キャリアを選んだのであれば、本末転倒ということになりかねません。

安心はお金ではなく、情報で得る

先の例え話、大手通信キャリアの話の続きをします。大手通信キャリアが格安SIMよりも月額2千円高くとも大手を選ぶ人が多いのが現状です。
節約の方法、節約生活の背景3
変更するのが面倒、新しいことは不安な気持ちは分かります。でも、その不安や面倒のために、無駄なお金を垂れ流していくことはもったいないことです。不安だったら、分からないことを調べて、分かるようになれば大半の不安は解消します。面倒なのも、手続きの手順が分からないから。これも調べて、手続き方法が分かれば、きっと重たい腰も軽くなります。

まとめ

・絶対的な金額、合計金額で判断する
・自分の感覚から遠い金額は、割り算・掛け算で判断しやすい金額に落とし込む
・安心料を払わない。不安は調べて解決する。